みんなで翻刻 - MINNA DE HONKOKU

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仲間と、AIと協力して、
古文書解読に参加しよう!

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※現在新バージョンの試験運用中です。
安定稼働するまで旧バージョンも併せてご利用ください。

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歴史資料を「みんなで」読み解く

日本国内には江戸時代以前に筆記・出版された、多数の文字資料が残されています。古文書・古記録・古典籍など、これらの資料は内容や形態によってさまざまに分類されますが、いずれも私達の過去を知るための貴重な手がかりです。また、地震や洪水など過去の自然災害を記録した資料は、現在の防災にとっても大きな意味を持ちます。

こうした歴史資料を活用するには、まず文字を現代の活字に直し、データとして扱いやすくする必要があります。この作業を歴史学の用語で「翻刻」と言います。歴史資料の翻刻は、これまで日本史学や国文学分野で訓練を積んだ専門家の役割とされてきました。しかし、現代に伝わる歴史資料の数は膨大であり、少数の専門家の手でその全てをカバーすることはできません。

みんなで翻刻」は、多数の人々が協力して史料の翻刻に参加することで、歴史資料の解読を一挙に推し進めようというプロジェクトです。このプロジェクトは、2017年に歴史地震の研究グループである京都大学古地震研究会によって、地震史料の翻刻プロジェクトとして始まりました。すでに「みんなで翻刻」では、5000人の人々により600万文字もの史料が翻刻されています。

その後、国立歴史民俗博物館、東京大学地震研究所、京都大学古地震研究会を中心に開発が続けられ、2019年7月にリニューアルする運びとなりました。

私達といっしょに、歴史資料を翻刻する活動に参加してみませんか?

歴史資料を解読するために

現代人にとって、古文書の解読は非常に難しい作業です。でも心配はご無用です。「みんなで翻刻」は、古文書の解読と翻刻を支援するたくさんの機能をサポートします。

AIによる自動くずし字認識

古文書を解読するためには、現代では使われていない「くずし字」を読み解く必要があります。でも心配はご無用。くずし字認識のために開発された、最新のAIがあなたの解読をサポートします。

コミュニティとの連携

古文書をひとりで解読するのは骨の折れる作業です。難しい文字や文章に出会ったら、コミュニティ機能を利用して、他の参加者に助けを求めることができます。

古文書翻刻のための
日本語編集環境

縦書き・ルビ・踊り字など、特殊な日本語表記に対応した、Webブラウザ上で動作するエディターを提供します。翻刻のすべての作業は、ブラウザ上で実施できます。

AIによる自動くずし字認識

江戸時代以前に書かれた古文書を解読するには、我々が現在使用している書体とは大きく異なる「くずし字」の解読能力が必要です。でも心配ご無用!一文字単位でくずし字の自動認識が可能な2種類のAIプログラムを搭載しています。凸版印刷株式会社が開発したAI(ふみのは®API)と、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が開発したAIを利用することができます。

「鹿」のくずし字の認識結果

「神」のくずし字の認識結果

くずし字学習支援アプリと
完全連携!

くずし字学習支援アプリ「KuLA」は、2016年に大阪大学を中心に開発された、くずし字解読の学習アプリケーションです。歴史や古文書に関心のある人々を中心に、これまでに12万回以上ダウンロードされています。「みんなで翻刻」は、KuLAに収録された3,000枚以上の文字画像を収録しています。テスト機能を利用して、学習進捗を確認しながらゲーム感覚で「くずし字」の解読を学べます。

古文書の解読に興味はありませんか?
たくさんの仲間と協力しながら、
歴史研究に貢献してみませんか?

みんなで翻刻に参加する
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